安い宿がとれたので、家族で加太に行くことになった。
妻がタチウオを釣る気満々だったので、トイレが近くてタチウオが狙えそうな所を調べてみたが、どこがいいのか見当がつかない。
釣具屋でエサを買う時に聞いてみることにした。
23日の21時頃に出発、スーパーで塩サンマを買ってから高速に乗り、和歌山インターで降りてつり具のマルニシへ寄った。
初めての店なので勝手がわからずまごつく。
店員に聞いてみると、「このへんはだいたいどこでも一緒です」と精ない返事。
しつこく食い下がると、「ファミリーやったらマリーナシティがいいのでは」との事。
釣具屋で行き先が決まらず焦る。
車で妻と相談した結果、雑賀崎漁港へ行ってみることにした。
外向きは堤防が高くて無理で、左側のフラットな所はボチボチ人がいて、ギリギリ一人入れるかどうかといった状態。
ファミリーフィッシングは難しいと判断して移動することにした。
加太の新波止へ行くことにしたが、ワンチャン狙いで途中で水軒へ寄った。
混雑まではいかないがズラーッと等間隔に人がいて入る余地なし。
サヨリ最盛期の武庫川河口みたいな感じだった。
加太の新波止で入ろうとすると、入口が閉鎖されていて入れない。
汽船乗り場の横にある船着場へ行くと誰もおらず車横付けでできそうでいい感じ。
大波止も覗いてみようと行ってみたが、荷物を持っての移動とトイレが厳しそうだったので、船着場でやることにした。
1時スタート。
1:40干潮7:56満潮の中潮
先は長い。ボチボチ準備を進める。
まずタチウオ仕掛けで足元の水深を探る。
浅い。2ヒロないくらい。
2ヒロ半にして軽く投げる。
と、時折ウキが入るような動きをする。
仕掛けを回収すると、エサを取られていた。
何かいる!
何度かエサを取られながら飛ばしサビキの準備を進める。
と、妻の声でタチウオ仕掛けのウキが入っているのに気づき、しばらく様子を見て合わせてみると、微妙に手応えがあった。
サバのように走るでもなし、タチウオのようにクンクン引くでもなし、何だろう?と思いながら上げてみると、見慣れない魚影が。

ペッタンコのマゴチでした。
ボウズのがれ&初魚種ゲットー!
マゴチが釣れるということは、エサが底を這っているということか。
タナを2ヒロにして引き続きタチウオを狙うもアタリなし。
サビキでは子供がグーフー先輩を一匹。
チキチキ探り釣りでガシラを一匹。
夜が明けて海面が見えるようになると、スズメダイやら何やらが泳ぐ姿は見られたが、アジサバイワシはいなかった。


オキアミでスズメダイを釣ろうとしたが、エサを取られるだけで針に掛けられなかった。
カマスがヨレヨレ泳ぐ小魚をシュパッと食べる瞬間を見ることができた。
満潮まで粘る価値なしと判断し、7時頃に納竿した。
海岸線を歩いたり、SERENO seafood&cafeという古民家カフェで絶品ランチを食べたり観光を楽しんだ。





14時半頃に妻と子供と別れてに大波止へ。
ロッドケースのサブベルトは効果的で、ずれずに歩くことができた。

人は少なく外向きに入れるスペースが先端付近も含め何箇所かあった。
そのうちの一箇所に陣取り、サビキ仕掛けでタナを探ってみる。
足元で3ヒロ程度か、と探っているとエサも入れてないのにスズメダイがかかった。

「これが加太大波止のポテンシャルか!」とにわかに盛り上がる。
釣り始めると同時に風が強くなり、立っているのに力を入れないといけないくらい爆風に。
道具が飛ばされないように気をつけながらなんとか続行。
途中妻と子供が様子を見に来たが、その頃には頭が痛くなり辛い状態になってしまった。

18時頃、チキチキ置き竿が派手な音を立てた。
ずっしりした重みにワクワクしながら上げてみると、

チーーーン
20時頃の満潮までやるつもりだったが心が折れ、納竿とした。
強風と頭痛に耐えながら思ったこと、それは
「ポーアイ沖すごくね!?」
ということ。
渡船に乗るから陸っぱりの堤防と単純に比べられないけど、近くてよく釣れて、ポーアイ沖のポテンシャルの高さを実感したのであった。
[本日の釣果]
マゴチ 26cm 1匹
ガシラ 19cm 1匹
グーフー先輩 15〜20cm 2匹

